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張掖 大仏寺

名高い大仏寺(だいぶつじ)は1098年(西夏の崇宗の時代、永安元年)に創建され、5年の歳月をかけ完成し、始めは「迦葉如来寺」と呼ばれた。

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現存する建築物は大仏殿、蔵経閣、土塔の三つ。大仏殿の内部には巨大な涅槃仏が納められている。涅槃仏は全長34.5m、肩幅7.5m、耳の大きさ4m、足の大きさ5.2m。その周囲には、うやうやしくこれにかしずいている多数の肖像が取り巻いている。金泥で書かれた大般若波羅蜜多経典、大方広仏華厳経典なども見どころである。

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マルコポーロは、この大仏寺について、東方見聞録に次のように描写している。

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「偶像教の寺院僧院の数も多く、そこには例のごとく無数の偶像が安置されている。これら偶像の中には、実際に10ペースにも及ぶ巨大なものがあり、その素材も木あり粘土あり岩石ありといった多様さである。一様に塗金されて、細工もなかなかすぐれている」。