CHINA OVERSEAS TOURIST CO.,LTD

  • +139 0918 8587
  • isamu@chinatour.jp
: ホーム > 洛陽・大同 > 洛陽・大同 旅情報
山西省 大同市

大同(だいどう)中国の山西省の最北端の大同盆地にある、かつて北方防衛の重要な拠点であった。山西省第2の都市である。漢王朝成立間もない頃、この辺りでは、劉邦が匈奴の王冒頓単于と干戈を交え白登山に包囲されたことがあった。また、漢民族対北方の遊牧民族の幾千回にも渡る争いがこの地で繰り返されてきた。街を出ると、黄土の大地には狼煙台の跡が点々と残っている。

大同.jpg 

398年に鮮卑族の拓跋氏が北魏を建て、その都が大同に置いた。中国北部における政治、経済、文化の中心地となった。北魏は仏教を信仰しており、その庇護下、雲崗石窟が開削がはじまり、多くの傑作を生み出し。やがて北魏495年に、孝文帝がに洛陽に遷都し、この地域は戦争も多かったが、他民族との交易も多くあり、その交易の道を「茶馬の道」という。中国の中原地域から北の蒙古方面に茶を運び、蒙古方面からは馬を買うといった交易が長く続きいた。その他に良質の石炭も産することで知られ、北魏の時代から「黒石」と呼ばれ、採掘されてきた。現在でも鉱物資源が豊富で、炭鉱都市として発展してきている。

 大同1.jpg

大同がある山西省は中国の麺の本場といわれており、さまざまな種類の麺が食べられることが魅力。もっとも有名なものは、日本でもおなじみの「刀削麺」で、大同の街中にも刀削麺の店が軒を連ね堪能できる。